2023/02/24
024 御影池(みかげのいけ)
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御影池縮

F20号

善通寺境内の御影池は、空海の生家である佐伯家の邸宅の庭にあった池で、その側には「御影の松(枯木)」が置かれ、下記の説明がある。

「昔御影の池の上に茂っていた松です。延暦23年大師入唐の際に御両親はお名残りを惜しまれた。大師は夕刻にこの樹にのぼり池に映る御姿を描き形見とされました。その時香色山上に釈迦如来が現れ後光で明々と照したと言う。御影は後、土御門天皇より瞬目大師(めひきだいし)の称号を賜り、現在御影堂奥殿に安置されています。」

つまり、空海が後に御影池と呼ばれる池に御身を写し、描いた自画像が「瞬目大師」とされ、善通寺の寺宝となっています。 この大師像は、50年に一度、弘法大師御遠忌のみ御開帳されるそうです。令和5年は弘法大師御誕生1250年にあたり、4月23日から6月15日まで御影堂にて御開帳されるそうです。

現在の池には、中央に弥勒菩薩坐像、その後方に修行中のお大師さま、両隣に両親の像が安置されています。伝記になぞらえて、弥勒菩薩とお大師様が池に写っているところを絵にしました。

御影の松

御影池写真

 

 

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