73番札所、「出釈迦寺」の奥の院「捨身ヶ嶽禅定」は我拝師山山腹に鎮座し、この寺院から急な崖を登った場所が「捨身ヶ嶽」と呼ばれています。空海が7歳の時に7日間修行をしたが、仏に出逢えず、断崖から身を岩下に投げた際にお釈迦様が現れて救ったという伝承が残っています。出釈迦寺から30分程度歩けば捨身ヶ嶽禅定に着きます。急な斜面で決して楽ではありませんが、気持ちの良い空気が流れている場所で、禅定に近づけば、眼下に出釈迦寺、善通寺市内から瀬戸内海、瀬戸大橋、対岸の本州まで見渡せます。秋の紅葉の時期のその景色をデフォルメして描いています。「第37回地展 香川県 善通寺市を描く絵画展」37回善通寺を描く絵画展トップ (coocan.jp)に出品した作品です。
善通寺市に寄贈しましたが、先日出釈迦寺に参拝した際に、予期せず、この絵が本堂の中に置かれているのを発見し、驚くとともに感激しました。ありがたい限りです。