広見轟(とどろ)の甌穴(おうけつ)群を紹介した町の看板には以下の説明がある。
広見轟の甌穴群は南予地方では数少ない甌穴群の一つで、大小300個余りが轟橋の下流に幅80m、長さ200mにわたって分布している。大きさは盃大から直径2mのものまであり、形も円形、楕円形、二重火山形など多種多様である。
甌穴は、川底の岩盤が流水や砂礫によって浸食され凸凹を生じたもので、更に浸食が進むと4m以上の深渕を生じることもある。
広見轟の甌穴群は数千年を経て現在の様な風光明媚の地形を形成したもので、春の川ツツジ、夏の飛鮎の躍動など私達に美しい名勝を提供している。(甌穴の別名;ポットホール、カメ穴)
平成18年1月 鬼北町教育委員会
F30号