F20号
善通寺境内の御影池は、空海の生家である佐伯家の邸宅の庭にあった池で、その側には「御影の松(枯木)」が置かれ、下記の説明がある。
「昔御影の池の上に茂っていた松です。延暦23年大師入唐の際に御両親はお名残りを惜しまれた。大師は夕刻にこの樹にのぼり池に映る御姿を描き形見とされました。その時香色山上に釈迦如来が現れ後光で明々と照したと言う。御影は後、土御門天皇より瞬目大師(めひきだいし)の称号を賜り、現在御影堂奥殿に安置されています。」
つまり、空海が後に御影池と呼ばれる池に御身を写し、描いた自画像が「瞬目大師」とされ、善通寺の寺宝となっています。 この大師像は、50年に一度、弘法大師御遠忌のみ御開帳されるそうです。令和5年は弘法大師御誕生1250年にあたり、4月23日から6月15日まで御影堂にて御開帳されるそうです。
現在の池には、中央に弥勒菩薩坐像、その後方に修行中のお大師さま、両隣に両親の像が安置されています。伝記になぞらえて、弥勒菩薩とお大師様が池に写っているところを絵にしました。
73番札所、「出釈迦寺」の奥の院「捨身ヶ嶽禅定」は我拝師山山腹に鎮座し、この寺院から急な崖を登った場所が「捨身ヶ嶽」と呼ばれています。空海が7歳の時に7日間修行をしたが、仏に出逢えず、断崖から身を岩下に投げた際にお釈迦様が現れて救ったという伝承が残っています。出釈迦寺から30分程度歩けば捨身ヶ嶽禅定に着きます。急な斜面で決して楽ではありませんが、気持ちの良い空気が流れている場所で、禅定に近づけば、眼下に出釈迦寺、善通寺市内から瀬戸内海、瀬戸大橋、対岸の本州まで見渡せます。秋の紅葉の時期のその景色をデフォルメして描いています。「第37回地展 香川県 善通寺市を描く絵画展」37回善通寺を描く絵画展トップ (coocan.jp)に出品した作品です。
善通寺市に寄贈しましたが、先日出釈迦寺に参拝した際に、予期せず、この絵が本堂の中に置かれているのを発見し、驚くとともに感激しました。ありがたい限りです。
F30号
善通寺市は弘法大使空海の生誕地で、善通寺の境内には空海の生きていた時代にも既にあったとされる樹齢千数百年の2本の大楠が生い茂り、五重塔もあります。空海は835年3月21日、62歳で「入定」されたと伝えられていますが、今でも生きていると信じられており、高野山の奥の院では一日に2回、食事が運ばれているそうです。
近美四国支部展への出品作です。WEBギャラリー|2021年近美四国展 (kazeart.jp)
コロナウイルスは、おもに、飛沫感染と接触感染により伝播すると考えられています。
飛沫感染は、感染した人の咳・くしゃみ・つば・鼻水など飛沫(とびちったしぶき)の中に含まれているウイルスを口や鼻から吸い込むことにより感染します。
フェースシールドを用いることで、飛沫をブロックすることが可能となります。
もう一つの感染経路は接触感染です。ウイルスが付着した手指で鼻や口や目に触れることで、粘膜などを通じてウイルスが体内に入り感染することです。
人は、無意識のうちに、顔を触ります。1時間に20回程度、3分に1回程度は触っていると報告されています。
フェースシールドを用いると、顔を無意識に触ることができなくなり、この経路を断つことが可能となります。
フェースシールドを正しく使えば、コロナから自分の身を守ることができます。