回答２

症状からは、頸椎症性神経根症という病態を疑います。首から出る神経は2つに分かれて、一方は肩甲骨（上背部）に、他方は上腕を支配しますから、上背部痛があり、同じ側の上肢に痛みやしびれがある場合には首が原因になっていることをまず疑います。
首を反らしたりする動作で上肢に放散痛が生じればほぼ首が関与していると判断できます。首のヘルニアが原因になっていることが多く、診断にはMRI検査が有用です。
治療は主に投薬を行います。最近は痛みに対する様々なお薬が開発され、神経痛に対しても非常に有効なお薬が存在します。投薬内容を調節しながら、ほとんどの方は手術をすることなく治癒が可能となっています。