Common cases
よくある症例

2025.02.14

質問1(肩こり、変形性頚椎症):80歳、男性です。慢性的な肩こりがあります。首から肩にかけての痛みです。良い予防法、あるいは直す方法はありませんか?

回答1

 

高齢の方で慢性的な頚の痛み、あるいは肩こり(首から肩にかけての痛み)を訴える方は多くいらっしゃいます。頭は4㎏~6㎏の重さがあり、首はこの重い頭を支えています。
頸椎は7個の骨でできていますが骨と骨を連結する椎間板や軟骨は加齢とともに傷んできて痛みの原因になります。さらに姿勢の悪化によって首には頭の重さ以上の力が加わることになります。
また、筋力の低下等の要素が重なり、悪循環となり慢性的な痛みとなっています。
それではご質問の予防や治療はどうすれば良いでしょうか。同じ姿勢、特に悪い姿勢をとり続けると痛みの原因になりますから、作業の際には時々「良い姿勢での休憩」をとることや、「肩こり体操」をお勧めします。血流を改善し、痛みの軽減、筋力の維持、姿勢の改善につながります。
パンフレットを見ながら行ってもらっても良いですし、お時間が許せば、理学療法士が個々の方の状態を確認した上で体操の仕方を指導することもできますし、凝りをほぐして痛みの軽減、姿勢改善、肩こりの予防のアドバイスを行うことも可能です。上記訓練士によるリハビリに加え、投薬や外用薬の処方、ブロック注射、物療なども痛みやこりに対して有効な治療方法です。

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