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- よくある症例
回答2
この方の場合、診察をすることで股関節に問題があることがわかり、レントゲン撮影し、「両変形性股関節症」と診断しました
変形性股関節症の典型的症状は、初期には歩いた時などに鼠径部にだるさや鈍痛を感じるようになり、進行するに従い、痛みの程度や痛い範囲が拡大し、股関節の動きが悪くなります。その結果、靴下の着脱や足趾の爪切りが難しくなります。
高齢の女性に多く変形性膝関節症など他の病態が合併していることもあり、かなり進行した状態で見つかることも珍しくありません。
まずは理学療法士によるリハビリをお勧めします。病気について理解してもらうこと、どのように病気とつきあってゆくか考えてもらうことからスタートし、痛みや可動域の改善、日常生活をスムーズに行えるようサポートし、必要に応じて痛みに対して投薬治療も行います。
基本的には少しずつ進行する病気のため、手術(人工股関節置換術)も適応となります。