Common cases
よくある症例

2025.02.13

質問1(単純性股関節炎): 7歳の男児。昨日から特に思い当たる誘因なく右大腿の前あたりを痛がり、跛行しています。

回答1

 

まずは診察を行い、痛みが出ている場所を同定します。股関節が原因の場合には内外旋といった動きの制限(左右差)を認め、レントゲン検査を行い、異常がないか確認します。

この年齢の子供の場合、ほとんどは「単純性股関節炎」という予後の良い病態ですが、重要なことは、希に良くない病気のことがあるため、その鑑別が必要になります。

レントゲンに異常を認めない場合でも異常所見(痛みや動きの悪さなど)が消えるまで経過を観察します。単純性股関節炎の場合には数日から1~2週程度で症状は消退します。

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